昔の銀歯を白い歯へ
昔に治した銀歯の見た目と銀歯の下が心配とのことで来院された患者さんの1例を紹介します。
(※使用している写真は患者さん本人の同意のもと掲載させていただいております。)
自費診療のダイレクトボンディングという治療法です。
ダイレクトボンディングという選択
①銀歯を外し、虫歯の箇所だけを慎重にとりのぞいたところです。
②ラバーダム防湿をします
治療対象の歯に唾液や呼気が触れると治療の精度や予後に影響するため、治療中は対象の歯だけをゴムのシートで保護します(ラバーダム防湿)。
③ダイレクトボンディング
専用の樹脂と専用の器具を使用し、お口の中で歯の形、色を復元していきます。
④即日で終了
ダイレクトボンディングは銀歯やセラミックの歯を作るときに行うような型どりがないため
その日のうちに治療を終える事が出来ます。
⑤仕上がり
ダイレクトボンディングは技工士さんを介さない治療法であり、お口の中でドクターが直接行う治療法のため、仕上がりはそのドクターの技量にかかってしまう治療法です。そのため日本全体で施術している歯科医院は5%程度と言われています。
ダイレクトボンディングの利点欠点
利点
①最も削る量を少なくできる。
②即日で治療を終えられる。
③お口の中で直接行うので色を合わせやすい。
④長期経過後も修理で対応可能な場合が多い。
欠点
①保険適応でない。(自費負担で2万円~)
②対応出来ない場合(ラバーダム防湿が行えない、覆う範囲が広すぎる)もある
写真の解像度が悪くお見苦しいところもあったかとは思いますが、ご理解いただけますよう宜しくお願い致します。次回掲載予定の治療例では鮮明な写真を用してありますのでこうご期待!!
院長