キシリトールをもっと効率良く利用したい
- 小児歯科
- 歯磨き・虫歯予防
キシリトールがなぜ虫歯予防に効果的か理解できたでしょうか。前節を読んでいない方は一度戻ってキシリトールの効力を確認してみましょう。
唾液を飲み込まないように噛む
歯磨き剤で使用すると効果的と前述いたしましたが、ガム・飴・タブレットでも効力を発揮します。その中でもガムは唾液をたくさん発生させるので効率よくミュータンス菌対策ができます。
キシリトールガムの効果をより強力にする噛み方は、「唾を飲み込まないように噛む」ことです。唾を飲み込むと効果がなくなりまた一から始める事になるので、意識しながら噛むようにしてください。
噛む時間は味がなくなってから数分程度
まだガムが噛めない子の場合は、タブレットや飴を舐めるのが良いでしょう。ただし、噛む練習にもなるのでガムにも是非挑戦してほしいところです。
噛み続ける時間としては、味がなくなってしばらくの間噛む位の意識でいいでしょう。時間にすると7~8分程度が目安です。
周りの大人もキシリトールで予防を
お子さんの噛む練習とミュータンス菌対策は当然ですが、お母さんや家族全員でキシリトールガムを噛む習慣をつけましょう。
ミュータンス菌が唾液で感染する事は前述しました。また、子供の口の中にはもともとニュータンス菌がない事もお分かりですよね。
子供がせっかく虫歯予防をしているのに、大人だけさぼるなんて事はないようにしてくださいね。子供の虫歯予防は周りの大人の協力も必要だと覚えておきましょう。